ごめんなさい。って言えない人へ

私の身近な人の話です。

その人は凄く凄く頑張ってた。

でも頑張るって言葉が嫌いで、頑張ってないって言い張って、自分をより大きく見せようと、よりかっこよく見せようと、身の丈以上に背伸びをしてた。

どんどん余裕が無くなって、周りに歪みを指摘されても、自分も他人も誤魔化して、誤魔化せると思って、必死で突っ走ってた。

自分の否を認める事が、負けることだと、立ち止まったら歩けなくなると、思い込んで、必死に生きてた。

大きな間違いをおかして、その人の足は強制的に止められた。

その間違いを認めなかったことで、更に状況は悪くなった。その人が強制的に止められてる間に、その他の今までの間違いも呆れるほどたくさん暴き出されてしまった。

今、その人の代わりに、その人の誤りを償うために、身近な者たちは生きているんだけれど、その人は“ごめんなさい”すら、伝えられない状況にいる。

小さな間違いをちゃんと修正して、ちゃんとごめんなさいを言わなければ、取り返しがつかない大きな間違いになるんだと思う。

それは、個人の心の有り様としても大切なことなんだと思う。

小さい頃、周りの大人に、”何故悪かったのかちゃんと反省して”ごめんなさいと”お詫び”して”自己反省”することを習慣づけられるのは、自分のために大切なことなんだと思う。

人生をちゃんと生きていくために。